WEBデザイナーかわちの憂鬱

働かずに生きたい元企業戦士の仕事と人生の日記

仕事とは、強制的に自分を高める場に置き続けること

アフィリエイトとある男の10年間の話
http://anond.hatelabo.jp/20131127121054

読みました。
「あわよくばアフィリエイトで不労収入を得て自由きままな生活」を夢見てる人にとってはガツンとくる記事ではないかなーと思います。

彼が不労収入で大金を得つつも、どこか不安な気持を持ちながら生活をしていた理由は何だったのでしょう。周りの人たちから見れば、相当羨ましがられる立場にあったはずです。

なんだか働くことの意義やお金を稼ぐことについて色々考えさせられたので、
感じたことをまとめてみました。

 

"一生働かなくてもいい"と言われたら、人はどうなるのか

私の友人の一人に、30代後半で高校生アルバイト並みの時給で働いている人がいます。
一人ならギリギリ生活できるか…も…?くらいの収入です。

でも、その友人曰く、「もし今宝くじ3億円当たったとしても、この仕事を続けるな〜」と言っていました。友人は今の仕事が楽しく、とてもやり甲斐があるとも言っていました。

でも、世の中その友人のような「仕事が生き甲斐!」と言える人は多くはないと思います。そして、そんな人が"働かなくても文化的な生活ができる状況"になったらどうなるのでしょうか。何か人生の「柱」がない限り、なんでもない日々を消化し続けるだけの存在になってしまうのではないでしょうか。

なぜなら今会社で働いている人は「仕事」が生活の軸になっていることが多いからです。今住んでいる場所・生活リズム・食事・服装などなど、今の仕事に合わせて選択しているものはかなり多いはず。会社で働く人が、突然仕事という軸をなくしてしまったら一見自由になったように見えますが、本当に自由すぎて逆に何も選べない、そんな状況になってしまうのではないかと思います。
これが”地に足の着いていない”状態なのかな〜と思います。

なので、"地に足の着いている状態"というのは「正社員や公務員として働く」ではなく、「人生の"軸"や"柱"」を持つことだと私は考えます。

仕事とは、強制的に自分を高める場に置き続けること

ま〜た心が貧しいというかすげ〜受動的なことを書いてますが…
 私は「働いたら負け」とは思いません。
働くことは、やはり自分を強制的に高めることができる手っ取り早い方法だなーと思います。

私は基本超だらしない人間で学生時代の夏休みは毎日ゲームかネットサーフィンに明け暮れる日々でした。通学という縛りがなくなると自動的にこうなります。何かを強制されなければ、くっそ堕落した生活をしてしまうのは過去に実証済みです。

でも、さすがに「この生活まずいなー」「この時間を使って何かしなきゃなー」と思いますが特に自分を駆り立てる"柱"がないので、結局2chまとめサイトをダラダラ見続ける生活が続いてしまいます。

そこで登場するのが仕事です。仕事は人生の"柱"にしやすいですね。
お金を貰うからにはプロとして業務を遂行しなければならないですし、プロとして振る舞うためには多大な時間を使って勉強と実行を日々繰り返していかなくてはなりません。

仕事を通してプロであり続けることは、自分自身が何者かを証明し続けることです。別に仕事である必要はないですが、一般市民にとっては仕事が一番手っ取り早いよねという話です。しかしこれは、会社に雇われたことしかない人間の狭い認識でしかないのかもしれませんが。

 

皆さんは自由な時間を得られる状況になったら何をしますか?
それをすることで自分が満足のいく人生を送ることができると思いますか

これに答えられないと、もし自由な時間を手に入れたとしても無意味な時間だけを過ごす結果になってしまうかもしれません。